キャリア制度

ミッショングレード制
人事評価は、ミッショングレード制が行われています。会社から決められる目標に加え、自身の強み弱みを考慮し、自身独自の目標を設定。それについて、上司と定期的に面談を行い、会話、フィードバックを貰いながら仕事を進めます。評価指標の決定が一方的でなく、また定期的なフィードバックにより、自身の立ち位置がわかります。希望すれば半年に1回は役員や人事を指名しての面談も可能なので、視点の高い人と話をする機会もあります。最終的な評価は、被評価者の評価も加味し、直属の上司が案を作成、同部署の役職者内で評価の整合性(同じグレード内で評価に偏りがないか)を取り、最終確定されます。数値目標は前期比で振ってきますが、その達成のためにグループや上長が協力してくれ、徹底的に打ち手を話し合うので、達成できなくても不満は少ないです。ただ、評価制度が有効活用できるかは、各上長の腕前によると個人的には感じます。

完全成果主義
評価は完全成果主義で年齢は一切関係ありません。基本的に、結果を残せばきちんと評価され、昇進もしていくはずですが、仕事内容が数値で管理される部門(営業などKGI、KPIが存在する部門)が昇格しやすいように感じます。現に横並びで見た際に、能力がさほど変わらないように見えても数値目標のある部門の社員の方が職階が上の場合がよくあります。大企業になり、今後、マネージャー以上のポストがどこまで空いているかが、微妙になってきています。

転職か独立か
日本全国の全業種・全顧客が営業対象となるため、様々な業界を知ることができます。また、自社のネームバリューを活用して経営者とふれあう機会も多く設定できるため、担当企業の今後の事業戦略など貴重な話を聞ける機会も、一般的な企業に比べると多いと感じます。自身で学びたい分野・領域を選択し、会社支給で外部の研修会社へ研修を受けに行くことができる制度などもあり、「成長したい!」と強く願っている方々に関しては絶好の職場環境であるといえます。ただし、資格などの取得をしている暇がない上、終身雇用ではなく定年退職まで残れる会社ではないため、必ず転職活動または独立起業の判断を迫られるタイミングがやってきます。その際に、目に見えて成果を伝えられる(MVP表彰履歴ありなどなど)方々は転職に強いです。特に人事系のバックグラウンドとしての元リクルートのブランドは根強く、営業職のみならず企業人事や大学職員など、人気のポジションに転職する社員がいます。

人材育成
マネジメントの仕組みとして人材育成が大きく取り入れられており、相当な時間と労力をかけてメンバーのフォローや育成が行なわれています。それは自社での活躍は前提にありつつも、それだけに囚われず、その人がどこでどのように働けばその人の持ち味が活かせるか、活躍できるかを真剣に考えています。一時的に成績が悪くても見放されることはなく、マネージャーは理由を一緒に考えてくれ、状態が持ち直すまで根気よく付き合ってくれます。結果として卒業したほうがいいということもフラットに受け入れられるような組織風土が根付いており、常に若くて活気のある組織が中長期で維持できています。

キャリアプラン
自分が将来実現したいビジョンと会社や自分が所属する組織のビジョン・ミッションと照らし合わせて、具体的にキャリアプランをお互いが納得感を持てる状態まで検討・擦り合わせできる場があります。また、自分のキャリアを相談できる相手に関しても、直属の上司に加え、他部署の上司や同僚といった、タテヨコナナメの関係があり幅広いです。キャリアプランは中長期で見てくれており、「先々この方向にいきたいなら、今のうちにこれを磨かないと」と客観的にアドバイスがもらえます。キャリアの具体的な選択肢については、社内公募制度があります。これは、自社のみでなく、リクルートグループ全体で募集をしており、自由に手を挙げて応募することが可能なため、実際の選択肢自体も幅広いです。自身の成長という観点においては、自らの強い意志を持っていない人材は入社後非常に苦労をしますが、「自分はこうしたいんだ」という強い意志をもって仕事に取り組む方は自然と周りに共同者がついて、大きな仕事を成し遂げられるような傾向にあると感じます。